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ピルで避妊する場合の保険適用はケースによって変わります

2016.3.21

みなさんはピルというものがどういう薬か知っていますか?

ピルは避妊の為に使うわけではなく治療目的にも使用され、保険が適用されるものもあります。

では、どういう場合に保険が適用されるのでしょうか。

今回はピルを処方してもらうのに保険が適用されるケースとそうでないケースを紹介します。

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そもそもピルって何?

ピルというのは卵巣内で作りだされる2種類の女性ホルモンと同じホルモンが含まれている薬です。

日本ではまだまだピルに対して副作用などのマイナスイメージを持っていて、服用することに抵抗を持っている人も多いですが、世界では最も多くの人に服用されている薬です。

毎日決まった時間にピルを服用することで意識的に体内を妊娠状態と似た状態にすることができるので、結果的に排卵を抑制できます。

用法や用量をきちんと守って服用すれば、最も確実に避妊をすることができる方法です。

また、ピルには避妊以外にも効果があり、副産物ともいえるピルの効果を期待して服用している人もいます。

生理痛などの症状を和らげたり、不安定な生理周期や貧血を規則正しくすることを目的とする場合や、子宮内膜症などの女性特有の疾患の予防や治療に使われることもあります。

ピルは通常保険の適用外ですが、使用目的によっては保険の適用がされることがあります。

ではどのような場合に保険が適用されるのでしょうか。

ピルの種類

ピルには女性ホルモンが含まれている量ごとに高用量から超低用量まで分けられています。

女性ホルモンが50μg以上含まれているものを高用量ピル、50μg丁度が含まれているものを中用量ピル、50μg未満のものを低用量ピルと呼びます。

また、女性ホルモンが30μgに満たないものは超低用量ピルと呼ばれることもあります。

女性ホルモンを意識的に摂取することでホルモンのコントロールをすることが目的なわけですが、女性ホルモンを過剰摂取をすると副作用が出る危険性が高まるため、現在主流となっているのは必要最低限の効果効能が期待できる量が含まれている50μg未満の低用量ピルです。

さらに、低用量ピルにも一相性ピルと段階型ピルの2種類があります。

一相性ピルには1ヶ月分のピル全てに同じだけの女性ホルモンが含まれていますが、段階型ピルは服用効果や体調を見ながら女性ホルモンの量を変化させて服用します。

段階型ピルは身体に対しての負担を軽減させることが可能ですが、服用順や服用するタイミングを間違えてしまうと、望んだ効果が得られないので、注意が必要です。

避妊目的か治療目的かで保険が適用されるかが決まる

ピルは基本的に避妊を主目的として服用すると思いますが、その場合は保険は適用されません。

保険診療は治療を目的とした行為に対して有効なので、病気の治療を目的としていない避妊に対して保険が適用されないのは当然のことだと言えます。

しかし、月経困難症や子宮内膜症といった病気の治療を目的として処方される場合は保険適用の範囲内となります。

月経困難症というのは、単純に言ってしまえば生理痛の事なのですが、重度の腹痛などで日常生活を続ける事がこんなになってしまうほどの症状が出て治療を必要とするケースのことを指し、通常の生理痛とは区別されています。

月経困難症には女性ホルモンと似たような働きをする物質が過剰に分泌されて起こるものと、子宮内膜症のような病気が原因で起こるものとがあります。

月経困難症の治療の為に処方されるピルは通常のピルと同じ効果がありますが、あくまで治療用として処方されているため、避妊効果を保証することはできません。

その為、治療用として処方されたピルを避妊の為に使うことは可能ですが、自己責任で行う必要があります。

アフターピルは保険適用される?

ピルには避妊をするためにあらかじめ女性ホルモンをコントロールするもの以外に、コンドームが破けたり外れてしまった事によって避妊を失敗してしまった時に緊急避妊をする為のアフターピ
ルというものがります。

アフターピルは避妊失敗後72時間以内に服用する必要があり、服用が遅れれば遅れるほど妊娠を回避することができる可能性が低くなります。

通常であれば毎日決まった時間にピルを飲むことで排卵をコントロールするわけですが、アフターピルは通常よりも多くの女性ホルモンが含まれている中用量ピルを使って一気にホルモンの分泌量を変化させて、妊娠を防ぐものです。

緊急事態に対応する為に通常よりも多い量の女性ホルモンを摂取するわけですから、それだけ身体への負担も大きく、吐き気などの副作用も出やすくなってしまいます。

しかも、アフターピルを使ったからと言って必ず妊娠しないという保証はないので注意が必要です。

また、アフターピルも通常のピルと同じく病気の治療が目的ではない為保険が適用されません。

そのため、保険証がなかったり未成年であっても処方は可能です。

低用量ピルを使った避妊の方法

最後に、ピルを使った避妊の具体的な方法を紹介したいと思います。

ピルは毎日決まった時間に服用するというのは前述のとおりですが、基本的には28日をひとつのサイクルとして考えます。

そのうち21日間はピルを服用して女性ホルモンをコントロールし、残りの7日間はピルの服用を休みます。

自分でしっかり日数を記録して管理できる人は21錠が1シートになったタイプでいいと思いますが、中には1週間も飲むのをやめてしまうとそのまま飲み忘れてしまう可能性があるという人もいますよね。

そんな人はプラセボと呼ばれる偽薬が7日分ついた28錠が1シートになったものを処方してもらうといいでしょう。

偽薬は飲み忘れ防止の為につけてもらうものですから、薬の効果はありません。

ですので、21錠のピルも28錠のピルも効果は変わりません。

服用時間に関しては、多少の時間のズレはあまり気にしなくても問題ありません。

1日だけ飲み忘れてしまった場合でも、次の日の定時に2錠飲むことで対応可能です。

ただし、避妊に対する効果が下がってしまう可能性もありますから注意しましょう。

また、ピルによる避妊が確実だと言えるのは服用し始めてから1週間が経過してからです。

服用したら即避妊効果があると勘違いしないように気を付けましょう。

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