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インフルエンザに解熱剤は禁忌?タミフルで熱は下がるの?

2016.2.8

冬場になると、冬将軍と共に日本列島を襲うインフルエンザ。

この症状として辛いのが、何と言っても高熱と、それに伴う体の痛み。

ただ、タミフル等の特効薬を用いても熱が下がらない場合は、解熱剤を服用してもいいのでしょうか?

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医師から処方されたタミフルと解熱剤の併用は可能?

主に冬場になると、人々はこぞってインフルエンザに罹らないよう、十分に注意するようになります。

それもそのはず、インフルエンザの原因であるインフルエンザウイルスはは感染力が高く、増殖力も強いのです。飛沫感染、つまり感染した人のくしゃみや咳で拡散された、眼に見えないほどの小さな唾液や鼻水からですら感染してしまうのです。

ですから、会社によってはインフルエンザに羅患した場合、1週間ほどの出社停止期限を設けていることもあります。

無理をして出社させた挙句、会社全体でインフルエンザが大流行!ということを防ぐための措置ですね。

が、どんなに予防していても、インフルエンザに罹ってしまう時があります。

そんな時は、病院にかかり、インフルエンザの特効薬であるタミフル等を処方してもらうことになりますが、タミフルを服用してもなかなか熱が下がらないこともあります。

熱が下がらないと、体はどんどん弱っていきますし、何より高熱が続く事自体が辛いもの。
こんな時は、解熱剤を服用してしまってもいいものでしょうか?

そもそも、タミフルはどんな薬なのか?

タミフルがどんな薬なのか、把握していますか?

特効薬として華々しくデビューしたものの、子供が服用した時に異常行動を起こした事例も存在しますし、何より服用しても効かないという話も聞くし…と、疑問や不安を抱えている人もいるでしょう。

まず、タミフルは、インフルエンザウイルスの増殖を食い止める”抗ウイルス薬”です。

インフルエンザウイルスの増殖力が早いことは先に触れましたが、インフルエンザウイルスに感染すると、人間の体内の細胞に取り付き、自身の複製をさせ、爆発的に増えていきます。その期間は2〜3日ほどです。

タミフルにはこの増殖を阻止する働きがあるのです。要するに、”ウイルスを直接殺す薬ではなく、細胞に取り付こうとする働きを阻止し、結果増殖を防ぐ薬”なのです。

つまり、タミフルは初期に服用することで効果を発揮するものであり、インフルエンザの症状が進行してしまっている=既にウイルスに感染した細胞が体内に多く存在する状態では、タミフルを服用しても劇的な改善には繋がらないのです。

インフルエンザに解熱剤は禁忌!? その理由とは

では、インフルエンザによる高熱が辛く、タミフルの効果もあまり得られない状態の時、解熱剤を併用していいのかが気になるところですね。

率直に言って、”インフルエンザの高熱に解熱剤を使うと副作用を起こす可能性がある”のです。

インフルエンザ脳症、というインフルエンザの合併症が存在します。これはどの年代の人にも起きうる合併症ですが、特に6歳以下の乳幼児に発症することが多い病気です。インフルエンザの合併症の中でも特に恐ろしい病気で、重症化しやすく、適切な処理をしなかった場合は後遺症を伴ったり、最悪の場合死に至ります。しかも、その死亡率は3割です。

解熱剤の成分によっては、このインフルエンザ脳症を重篤化させてしまうことが分かっているために、絶対に投与しないよう定められているものがあるのです。

ボルタレン、ポンタール、アスピリン等は特に、患者の年代に関わらず副作用を起こす可能性が高いため、禁忌とされています。

ですから、インフルエンザが疑われる時は「以前の体調不良時に処方された薬が余っていたから」や「体が熱くて痛くて我慢できないから」と、安易に解熱剤や風邪薬を服用してはいけません。

インフルエンザの時に使える解熱剤とは

インフルエンザの時に飲める解熱剤が全くないわけではありません。

解熱剤の中でも、”アセトアミノフェン”という成分を含む解熱剤は、インフルエンザの患者に対しての安全性が高いと言われていて、医師の慎重な判断の上処方することを推奨されています。

ただ、インフルエンザに羅患した時の高熱や痛みに対し、解熱剤を使うべきではない、と考える医師の数も少なくありません。

そもそも、インフルエンザを初め、風邪などの症状で高熱が出るのは、病原菌に対して体が攻撃するための正常な防御反応です。対して解熱剤は、体温を下げる効果のある薬でしかなく、病原菌を殺す・病気を治すといった作用はありません。従って、インフルエンザの場合は特に、解熱剤はリスクを冒してまで処方するメリットがない、と考えられているのです。

ただ、高熱が続くことは、すなわち体力の消耗を招きます。子供や高齢者を始めとした、特に体力が元々少ない人にとっては、熱を少しでも下げることで回復が早まる効果が期待できるのです。

そのため、どうしても必要だと判断された場合には、リスクが少ないアセトアミノフェン製剤を用いることがあるのです。

インフルエンザの流行時、安易な薬の服用は絶対に避けて!

子供、大人、高齢者に関わらず、体調不良を感じたら、安易に風邪薬や解熱剤、鎮静剤を服用することは危険です。

特にインフルエンザが流行している状況であるならば、速やかに内科医にかかり、インフルエンザであるかどうかの検査を受けるべきです。

先に触れた通り、タミフルの効果はインフルエンザウイルスの増殖期に最も効果を発揮します。症状が出始めた2日以内に検査をすることをお勧めします。

その上で高熱が続いて辛い場合には、その旨を医師に伝え、解熱剤の処方が可能であるか確認しましょう。

そして大事なのは、処方薬は医師から指示された期間は、用法・用量・服用期間などを守ることです。「もう治ったからいいだろう」、「残しておいて、また同じ症状が出たら使おう」と保存しておくのは危険です。

もしインフルエンザに罹ってしまったら、医師の診察を受けた上で、3つの”もの”を十分に取りましょう。

それは水分・栄養・休養です。

どれが欠けても、インフルエンザは良くなりません。早く治したいのであれば、あえてゆっくり体を休めることこそ、早期回復に繋がります。

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