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うつ病で入院する期間はどのくらいになるのか

2016.2.3

うつ病と診断されて、症状が悪化すれば入院する必要があるかもしれません。

でもどのくらいの期間入院するのか心配になるでしょう。

ここではうつ病の症状や、その治療方法、そして入院期間の目安について解説します。

うつ病とは?

うつ病は誰にでもかかる病気です。

気分が落ち込んだり、やる気が出なかったりする事は誰にでもありますが、これが長期間継続しているならば病気を疑った方がいいでしょう。

自分で何とかできるものではありません。

ついつい、落ち込んだり、やる気のなさだったりする症状のため、気力で乗り切れると考える人もいますが、気持ちの問題ではないのです。

うつ病は、脳の機能に何か問題が発生したため、神経伝達物質が減少したことにより引き起こされるものです。

脳の問題を気力で治すことが出来ませんよね。

病院に行って、適切な治療が必要なのです。

そして、適切な治療を受ければ、回復する病気でもあります。

また症状は気分だけでなく体にも現れます。

例えば頭痛やめまい、食欲不振や不眠などです。

本来はきちんと病院にかかるべきですが、今はネットでも簡易診断が可能です。

心当たりある人は一度試してみた方がいいでしょう。

もし結果がうつ病の可能性があるなら、病院へ行くことをおすすめします。

早期発見が早期治療につながるのは、他の病気と同様です。

うつ病の治療方法

基本は「十分な休養」と「くすりによる治療」です。

うつ病になる人の傾向に「真面目」「責任感が強い」というのがあるそうです。

そのため、仕事を休んだり、家事をしない事に強い精神的抵抗を覚える人がいます。

しかし、治療の効果を上げるには、精神的にも身体的にもストレスがかかっている状態から距離を取らないと行けないのです。

特に女性は、家事をしないようにと言っても、実際問題家にいては、家事が常に目の前にある状態で落ち着て休むことが出来ないでしょう。

そういった場合、入院をして、家事から切り離すという方法もあります。

またうつ病の治療には家族のサポートが、回復の助けになると言われています。

休養することに抵抗を示す人の場合は、家族からも「休むことが大切」「休んでいい」と伝えてあげると、抵抗感が薄まります。

薬物治療は主に医師が処方した「抗うつ剤」を服用します。

前述しましたが、うつ病は気持ちの問題ではなく、脳の機能のバランスが崩れたために起こるので、薬でそのバランスを整えてあげることで、症状が改善します。

うつ病の入院期間について

おおよその目安は、3〜6か月と言われています。

これも患者さんの症状によって様々です。

そして脳の機能の問題と前述しましたが、例えば他の病気のように患部を切除すれば治る、ウィルスが消えれば治るというものではありません。

脳の機能のバランスをとれるようにするので、それが完治にどのくらいかかるかというのは、ケースバイケースです。

そして入院も完治が目的でなく、療養するためです。

そのため、退院=完治ではない事を理解しましょう。

入院時は、規則正しい生活と抗うつ剤の服用、カウンセリングの実施などが、体や心の負担を軽くしてくれます。

負担が少なくなれば、徐々に落ち込んでいる期間より、そうでない期間が長くなっていきます。

体も心も落ち着けば、自宅での療養も可能になります。

病気になれば完治が目的となりますが、この病気は焦ることが一番よくないので、長期戦を覚悟しましょう。

サポートしてくれる家族や周囲の人の理解も大切です。

うつ病の入院生活とは?

映画やドラマで見る精神病院は、患者が逃げないように窓には鉄格子があり、ドアはカードキーがないと開かない。

医者というより警備といった感じの人が色々見張っていて、誰かが騒ぐと押さえつけて注射しているなんてイメージがありませんか?
これは作られたイメージです。

少なくともうつ病の人はこういった病院に入ることはありません。

よほど重症や他傷や自傷の危険がなければ、大部屋で入院生活を送ります。

他の患者と交流も可能です。

行動の制限もさほどではありません。

読書をしたり、何か作ったり、運動施設が併設しているところは運動も可能です。

ただ、自殺や自傷行為の可能性のあるナイフやかみそりなどは持ち込みが出来ませんが、それ以外であれば、私物の持ち込みは許可されるそうです。

ただ携帯電話やスマホはNGの病院が多いと言われています。

今は携帯電話やスマホがあれば、物理的な距離は無視して、ストレスが発生した環境下と同様の条件に簡単になることが可能です。

これではせっかく療養している意味がありません。

入院して、症状が改善に向かっていれば、一時外出が許可されることもあります。

うつ病が完治するまでの期間は?

これも個人差がありますが、例えばうつ病と診断されて、治療しながら仕事を継続できる人もいますし、休養が必要な人もいます。

これも目安ですが、大体3か月が治療の目安機関といわれています。

3か月だって改善されなければ、もう3か月継続して治療という風に、おおよそ3か月単位で治療の効果を判断します。

人によっては3か月で社会復帰をできる人もいますし、極端な例では10年近くかかる人もいます。

また今までの生活の戻ったとしても、薬の服用は継続して行うべきと判断されれば、継続して服用したほうがいいでしょう。

1年ぐらい続けると再発率がかなり下がります。

日本うつ病学会の報告で、初心患者は1か月以内に20〜30%、1〜3か月以内が50%の人が回復しているそうです。

つまり多くの人は3か月以内に回復が見られるということです。

1年半経っても回復しない人も15%いるそうです。

うつ病は一度罹れば二度とかからない類の病気ではありません。

1年以内に再発が40〜50%、一生のうちに再発する割合が90%と言われていますので、完治しても同じことの繰り返しにならないように注意が必要です。

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