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障害者と健常者の違いとは?区別と差別の境界線

2017.2.20

障害者と健常者の間には同じ所もあれば、違いもあります。

その違いは認識した上で対応をしないと、善意による差別で障害者が傷つけられることもあるのです。

善意の差別は悪意よりも難しい問題です。

区別と差別の境界線をご説明いたします。

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障害者と健常者の違いとは?

これもいろんな意見があります。

障害にもたくさん種類がありますので、見てわかる障害もあれば、一見したところ障害を持っているかどうかわからない人もいます。

また、誰かにサポートしてもらえないと、日常生活をおくれないのであれば、障害者になるのでしょうか?

でも、まだ自分で家事をこなせない子供や、奥さんに家事を任せきりな人は、奥さんがいないと日常生活も満足に遅れないとも言えます。また障害があっても、サポートされなくても日常生活を送れる人もいるでしょう。

では多くの人が出来る事を、その人が出来ない場合は障害者と言えるのでしょうか?

確かに障害を負っている人の中には、物理的に不可能なこともあります。例えば足に障害を負っている人には、走る事は出来ません。でも、義足をつけて必死に練習をこなした人の中には、足に障害がない人よりも早く走れる人もいます。

では違いはどこで区別するのか?障害手帳を持っているかどうかというのが一番わかりやすく区別でしょう。

障害者と健常者、違いを付ける意味はあるの?

障害者と健常者の違いは確かにあります。でもそれをあまりに意識すれば、区別を通り越して差別になります。ならば、障害を個性ととらえて他の人と同じように扱うべきでしょうか?

これも一つの考え方です。

しかし、平等に扱う事が差別をしていない事にはならないのです。

例えば、歩行が困難で車いすを使う人にとって段差は、移動を阻む障害です。でも健常者と同様に扱うのであれば、スロープを作るべきではないという極端な議論になってしまいますが、それは逆に車いすの人の行動の自由を奪う結果になってしまいます。

つまり、健常者にとって何でもない事でも、障害者にとっては日常生活を送る上で必要なものは、社会としてきちんと用意すべきです。

これが行うべき、健常者と障害者の区別なのです。

障害がある人が、健常者と同じ生活を送れるように環境を整備する事は、別に障害者を優遇しているのではありません。何故なら憲法で、保証されている立派な権利なのです。

障害者に対する善意の差別

Eテレでは興味深い番組があります。

私たちがテレビで障害者を見るのは多くの場合、「障害にも負けずに頑張るけなげな障害者」像です。それをオーストラリア人のあるジャーナリストは「感動ポルノ」と名称しました。

つまり人々の感動を呼ぶために、障害者を利用している、逆にそういうテレビ番組の常として本当の障害者の生活をうつすのではなく、「感動を呼ぶように場面の取捨選択が行われている」というのです。

日本のテレビでは夏になると24時間お揃いのTシャツを着て、チャリティーを呼びかける番組があります。チャリティーがメインのためどうしても番組編成も「感動を呼ぶ」所をメインにしています。

Eテレのとある番組はこの「障害者が感動を呼ぶ」という検証番組を民放で24時間のチャリティー番組の放送中に、放映していたのです。

ちなみに、健気に頑張る障害者の番組についてアンケートをした所、健常者の半分弱は「好き」と答えたけれど、障害者で好きと答えたのは10人しかいないそうです。

健常者は障害者の声を本当に聞いているか?

前述したEテレの番組は基本バラエティーです。ただし基本的な出演者は障害のある人です。この番組では、障害者の人が本音でトークをしたり、自分の障害をネタにしてギャクにするというのが当たり前に行われています。

あのEテレが?と驚かれる方も多いと思いますが、この番組は障害者だって健常者と変わりない事を私たちに教えてくれます。

例えば、ある回では「モテるテクニック」についてのトークがあり、そこで車いすの男性が、坂道を登っている途中で、好みの女性が通りかかったら、苦しそうに上るようにすると、女性が手伝ってくれたら、それを出会いのチャンスに変える。」なんて話も飛び出しました。

私たちはどこかで障害者は「いつも生きる事に必死で頑張っている」から、モテるテクニックについて考えたり、くだらない事で笑ったりはしないと考えてしまいがちです。

しかし、実際の所、障害者にだって欲望もありますし、嫉妬もします。またくだらない事で笑う事もあるのです。それは健常者と変わらない部分です。

健常者による障害者に対する善意の差別

学校の教育にもありましたが、私たちは障害者を「保護すべき対象者」であり、社会的弱者と認識してしまう所があります。またテレビでもその価値観に拍車をかけるような番組が作成され、それを見ることでいつの間にか「健気で必死に頑張る障害者」という価値観を障害者に押し付けてしまっています。

もちろん、障害者の中には、日々の生活も大変な人もいるでしょう。でも、その中でも人間として当たり前の感情があるのです。

健常者に悪意はありません。善意で助けてあげたいと考えているのです。しかし、それが障害者から見れば、単なる価値観の押し付けであり、本当の自分の言葉を聞いてもらえないというのは、ある種の差別です。

例えば女性ならば、30歳前には結婚して、子供を産むべきであり、それが出来ない人は可哀そうと言われたらどう感じますか?

頭に来る人が多いでしょう。女性であるからと言って、一定の年齢まで結婚しなくてはいけないと言われたり、子供を産まない人は価値がないように扱われるのは立派な差別です。

私たちの価値観は徐々に育っています。これからは障害者の人の声にもっと耳を傾けるべきなのです。

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