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血圧の変動が激しい人の4つの原因とその対策

2017.2.20

血圧というのは一日の間にも変動があるので、決して一定ではありません。

しかし、その範囲を超えて激しい変動を見せるとなるとやはり問題です。

血圧の上昇は場合によっては、心筋梗塞や脳卒中を引き起こす原因にもなります。

原因と対策についてご説明いたします。

血圧は1日の間でも激しい変動がある

そのため、毎日血圧を測る人は同じ条件、同じ時間に測る必要があります。

では何故血圧が1日の間にそれほど変動するのでしょうか?

それは血圧が上がる仕組みと密接に関係しています。例えば、寝ている時は血圧が低く、起きている時には血圧が高くなります。これは起きようとして、体を活動させねばなりません。そのために交感神経が優位になります。逆に寝ようとする時は体を安静にするため、副交感神経が優位になります。

つまり血圧が上がるのは交感神経が優位になった時です。ではどういう時優位になるでしょうか?

朝起きる時以外にも食事や排せつ、性交渉時には血圧は高くになります。

「ヒートショック」という言葉を聞いたことがありますか?

これは特に冬の入浴中に発生する事が多いと言われています。冬は気温が低いですよね。そして裸になる事で更に体温が低下しますが、入浴すると血圧は高くなりますので、体の中は急激に血圧が変化します。

その結果、脳出血や脳梗塞、心筋梗塞など起こして、最悪の場合死に至るのです。

そして、血圧が高くなる他の理由として、たばこを吸う時と、精神的ストレスを感じた時があります。

血圧の激しい変動の原因は、白衣高血圧?

病院などで血圧を測ると、高血圧の数値が出るため、場合によっては薬を処方されることもありますが、家で測ると基準値がそれよりも少し高いだけというタイプの人がいます。

この人の場合は、病院などの医療機関で測ると何故か血圧が異常値まで上がってしまうのです。つまり「白衣高血圧」とは、白衣を着ている=看護師や医者の前だけ血圧が上昇してしまう症状なのです。

前述したように、一日の間でも血圧の変動はあります。そして血圧が上がる原因の一つとして「精神的ストレス」である事はご説明いたしました。「白衣高血圧」というのは、医療関係者が傍にいるとストレスを感じたことにより一時的に血圧が上がってしまっただけなのです。つまり平常時には血圧にほとんど問題がないのです。

そのため、健康上は無理に克服する必要はないのですが、健康診断の度に引っかかるのが面倒という人は、ちょっと早めにいって待合室の雰囲気に慣れるとか、先生に頼んで、落ち着いたときにもう一度測ってもらうとかを試してみましょう。

ただし、実際高血圧になった時も、「白衣高血圧だ」と油断してしまう事もあるので、それを防ぐためにも必ず家で決まった時間に測る習慣をつけるようにしましょう。

実際は高血圧の「仮面血圧」とは?

白衣高血圧とは真逆なのが「仮面高血圧」です。これは医療関係者の前では血圧が正常な数値なのですが、逆に普段の生活では血圧が高い傾向になります。

前述したように、夜間は副交感神経が優位になりますので、血圧が下がります。しかし、なぜか夜間も血圧が高い状態を維持してしまうのです。これを「夜間高血圧」タイプといいます。

また、早朝などにいきなり血圧が上がる「早朝高血圧」タイプもいます。

そして精神的ストレスのためか、職場で血圧が高くなってしまう「職場高血圧」タイプがあります。喫煙者の場合、たばこを吸うとやはり血圧があがるので、職場でイライラを鎮めるためにたばこを吸って余計に血圧をあげてしまうという事があります。

これは本来なら高血圧なのに、なぜか医療機関では正常値に収まってしまうため、高血圧である事を見逃されてしまうため、他の人と比べて、脳溢血や心筋梗塞になるリスクが3倍も高いと言われています。

これもやはり医療機関では正確な測定が出来ないため、自宅で血圧を測る習慣をつける必要があります。

精神的ストレスも血圧の激しい変動を引き起こす

メンタルヘルスという言葉はご存知でしょうか?

体の健康だけでなく、精神も健康でないと決して健康とはいえないのです。というのも前述したように、精神的ストレスは体への大きな負担を呼び起こすからです。

例えば残業が続く、慣れない仕事を任された、部下が減った、仕事の量が膨大などの状況に置かれると人間はやはりストレスを受けます。またネガティブな理由だけでなく、ポジティブの理由でも人間はストレスを感じる事があります。例えば、昇進、部下が増えた、新しい仕事を任されたなどです。また生活面の変化、結婚や離婚、死別や出産などでもやはりストレスを感じる事があります。

ストレスへの対象方法は大きく二つあります。一つ目はストレスを別の手段で解消する事です。実際適度な運動はストレスを軽減させると言われています。また飲酒なども度を越さなければストレス解消となります。

もう一つの手段として、そのストレスの原因となっている問題と向き合います。残業が続くのであれば、上司に相談して仕事を減らしてもらうなどです。

年齢も血圧の激しい変動に関連している

前述した「ヒートショック」ですが、やはりこういった現象を起こすのは、年配の人が多いようです。

極端な言い方をすれば、ずっと座っていて、突然立ち上がると立ちくらみやめまいを感じる事もあります。これは一時的に脳への血流が下がっているため、低血圧のような症状を覚えるのです。ずっと立ちっぱなしの時も同様です。

食事の時や、排せつ時も血圧が上がるとご説明いたしました。年齢が上がれば上がるほど、この一日の血圧の変動ですら、体が耐えられない事もあるのです。

特に入浴時はリスクが高いので、出来れば、脱衣所は暖かくして、風呂との温度差を少なくすることが大切です。また朝風呂は最もリスクの高い行為です。温泉がある町の病院などは、朝風呂を浴びたご年配の人がヒートショックを起こして運ばれるケースが多いと言われています。

しかし、ある程度気を付けていれば、防げることも多いのです。特に病院で高血圧と診断された人はそのリスクが高いので、処方された薬はきちんと服用しつつ、日々の生活にも注意を払いましょう。

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