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説明されても理解できない人でもわかる泡盛と焼酎の違い

2017.1.11

お酒の詳しい人に「泡盛と焼酎の違いって?」と聞くと、突然「甲類」「乙類」「仕込み方法が〜」と専門用語のオンパレードで、判ってないのに「そうなんだ〜」と仕方なくスルーした事ありませんか?

誰もでもわかる泡盛と焼酎の違いについてご説明いたします。

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泡盛と焼酎に違いがあるのか?

飲み屋さんで注文するとメニューは、「泡盛」と「焼酎」は同じジャンル扱いされている事が多いですよね。ただしこだわりのあるお店なら「泡盛」は別建てしている時もあります。

さてこの二つに違いはあるのでしょうか?

まず飲み方ですが、泡盛は基本的に焼酎と飲み方は一緒で「水割り」「ロック」「炭酸割り」「お湯割り」などです。カクテルなどがある場合もあります。

しかしこれならばウィスキーも同じような飲み方をしますよね。でも決してウィスキーは泡盛と焼酎と違うというのは、何となくでも理解している人は多いのではないでしょうか?

次に色ですが、これもほとんど無色透明が多いでしょう。

そして度数ですが、これには違いがあります。これも種類によるのですが、「泡盛」は一般的に30度前後、焼酎は25度前後です。ただし最近はマイルド表示している泡盛は25度以下でないといけないので、泡盛でも25度程度のものもあります。

こう比べると泡盛と焼酎は似ていると言えるのかもしれません。

酒税法の泡盛と焼酎の違いはない?

時々聞く「甲類」「乙類」というお酒の区別は、主に作り方に由来しています。

ちなみに酒税法というのは、お酒の種類や度数によって税が決められているので、日本で販売されるお酒はみなカテゴリー分けされています。

泡盛も焼酎も両方とも「焼酎乙類」にカテゴリされます。ここで「焼酎甲類」との違いを簡単に説明すると、それは蒸留方法の違いです。

蒸留というと、小学校の理科の実験を思い出してください。フレスコに水を入れて温めて、水を蒸発させませんでしたか?それを他のフラスコに集めて冷やすと「蒸留水」ができます。これは不純物が少なくて、限りなく純度の高い水になります。蒸留というのは、混合物から、それぞれ純度の高い物質に分ける作業だと考えてください。

乙類は甲類に比べて、この蒸留がやや不完全なのです。つまり純度の高いものになると、それだけ味にクセがなくなります。甲類というのはよく梅酒やチューハイを作る時に使われます。甲類に比べて、泡盛や焼酎がカテゴリされる乙類は、素材そのものの味が残っており、それを楽しめるという事なのです。

泡盛と焼酎は素材が違う?

度数的にも酒税法的にもあまり違いのない泡盛と焼酎ですが、大きな違いは原材料にあります。

泡盛は原材料のひとつに「タイ米」を使いますが、焼酎は「日本米」を使います。これらの米の事を「麹米」と言います。

この時点で多くの人は疑問を1つ持ったと思います。

焼酎で米焼酎もあるけど、芋とかそばとかあるんじゃないの?

そうですよね。これは副原材料なのです。泡盛はタイ米だけですが、焼酎は芋やそば、米などの副原材料をあとで追加します。これが焼酎にたくさんバリエーションがある理由なのです。副原材料に芋を入れれば芋焼酎になりますし、そばを入れればそば焼酎になります。

さて「麹」は最近調味料としても家庭に定着しておりますが、お酒を造るにもこの麹の力をかります。

ここでも「泡盛」と「焼酎」に大きな違いでます。泡盛は黒麹菌を使いますが、焼酎は白麹菌を使います。

麹菌は米を糖化してくれる働きをします。本当に麹菌は日本人の生活の必需品ですね。

泡盛と焼酎は製造方法が違う!

泡盛と焼酎は、麹菌を入れるところまではほぼ同じ工程です。

ここから大きく違いがでてきます。まず焼酎の場合は、白麹菌を入れた後、焼酎の酵母が出来上がりますが、ここでさっきご紹介した副原材料を投入するのです。

これを「二段仕込み法」と言います。つまり、始めに原材料の米を入れて、その後に副原材料を入れるからこういう名称になっています。

それに比べて泡盛はこのまま、材料を追加する事なく、蒸留へと進んでいきます。つまり焼酎に比べて工程が一つ少ないのです。これを「全麹仕込み」と言います。

さて蒸留後は泡盛も焼酎も貯蔵される訳です。そしてその後瓶詰をされて、流通していくことになります。

ただし、泡盛の中には「長期熟成」へと向かう泡盛もあります。法律的には、3年以上熟成させたものが50%含まれていれば「古酒」になります。

ただし熟成年数が記載されているものは全量がその記載期間以上熟成されてなければいけないのです。古酒の度数は43度前後です。

泡盛と焼酎の違いのまとめ

さて如何でしたでしょうか?

泡盛と焼酎は色も似ているし、飲み方もほぼ一緒、酒税上でも「焼酎乙類」というカテゴリである事はご理解いただけたかと思います。

一般的には焼酎と比べれば泡盛の度数のほうが高めであるという認識ですが、最近はマイルドな泡盛も流通するようになり、度数にも大きな違いがなくなってきました。

その上で泡盛と焼酎の違いとなるとそれは「原材料の差」と「製造工程」に違いがある事が分かりました。

泡盛の原材料は「タイ米」で使う麹は黒麹ですが、焼酎は日本米と白麹となります。

製造方法については、焼酎は途中で味のヴァリエーションの違いとなる芋やそば、米などの副原材料と追加する「二段仕込み法」ですが、泡盛の場合は、特に副原材料を追加しない「全麹仕込み法」となります。

余談となりますが、福岡の居酒屋で焼酎を注文すると時、ロック以外の方法を頼むと店員に「薄くなりますけど、いいんですか?」と確認される事があるとか。地域によっても飲み方の差があるかもしれませんね。

でも自分の好きな飲み方が一番です。

 - 食に関する雑学