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飛行機が離陸できる風速は? 飛行機と風の意外な関係

2015.10.21

飛行機は風速何メートルまでであれば離陸できるのでしょうか?

また、台風のときでも離陸できるのでしょうか?

普段は飛行機に乗らない人でも、実際に乗るとなると気になるものです。

今回は、そんな飛行機と風の意外な関係を紹介しましょう。

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飛行機が離陸できる風速の基準

まず、飛行機が離陸できる風速の基準を見ていくことにしましょう。

結論から先にいえば、明確な基準は無いということです。

離陸するかしないかの権限は、最終的にはパイロットにあります。

つまり、パイロットが離陸できると判断すればどんなに風が吹いていても離陸することになります。

ただしパイロットの独断で判断するわけではなく、出発前の打ち合わせで他のスタッフと相談して決めます。

ちなみに風速18m以上の風が吹いていると離陸中止の判断をするパイロットが多いようです。

また、離陸するとき機体は前後からではなく横から吹く風の影響を大きく受けることになります。

したがって、前後から吹く風がほとんどなくても横から大きな風が吹いているときなどは離陸を断念することもあるということです。

なお、空港に台風が接近していたとしても、離陸時に大きな風が吹いていないときは大きな問題とはならないでしょう。

なぜなら、一度飛び立つと飛行機は台風の上を飛ぶことになるからです。

飛行機は風上に向かって離陸するのか、それとも風下か

次に、飛行機は風上に向かって離陸するのか、それとも風下に向かって離陸するのかを見ていくことにしましょう。

飛行機は、翼に当たった空気の揚力を利用して離陸します。

このとき、空気の揚力が小さいと離陸できないということになります。

風の強さが同じときは、風上に向かって離陸した方が翼に当たる空気の速度が増し、その分揚力が増すことになります。

これは、より短い滑走で離陸できるということを意味します。

逆に、風下に向かって離陸した場合は、翼に当たる空気の速度が減ることになり、その分揚力も減少します。

これは、より長く滑走しなければ離陸できなということを意味します。

最悪の場合は、オーバーランする可能性もでてきます。

このように、飛行機は風上に向かって離陸した方がより安全に離陸できるのです。

したがって、一般的には、当日の風向きを見て風上に向かって離陸できるように滑走路のどちらに向かって滑走するのかを決めるのです。

風速何メートルまでなら飛行機は飛べるのか

先に説明したように、飛行機が離陸できる風速については明確な基準はありません。

また、向かい風と追い風では飛行機の揚力が違ってくるので、同じ風速であったとしても、離陸が困難になる場合があります。

これら以外にも離陸に影響する大きな要因があります。

それは先に説明した横風です。

前後から吹く風よりも横から吹く風の方が離陸しようとする機体に大きな影響を与えることになります。

確かに前後からの風だとしたら縦長の機体は上手く風に乗ることができるでしょう。

しかし、横から強い風に吹かれると離陸している途中で滑走路から大きくはみ出してしまう危険性もあります。

これ以外にも、各空港ごとの特有の条件も離陸の判断に影響を与えるでしょう。

これらの要素を勘案し、出発前に経験豊富なパイロットとスタッフが打ち合わせをし、最終的にパイロットが離陸するかしないかの判断をすることになります。

したがって、一概に風速何メートルまでなら飛行機は飛ぶことができる、ということは決まっていません。

飛行機は台風のときでも離陸できるのか

これは、これから飛行機に乗ろうとする人が一番気にするところでしょう。

そんな人は台風の予想進路を見て一喜一憂することになるかもしれません。

先に説明したように、台風が空港に接近していてたとしても、離陸時に強い風が吹いておらず、パイロットが離陸できると判断すれば離陸することになります。

空港の周辺が台風の影響を受けていたとしても、空港が台風の影響を受けていなければ離陸に支障はありません。

では、飛行経路の途中に台風が来ることが予想される場合でも離陸するのでしょうか?

そんな状態で飛行の影響は出ないのでしょうか?

結論から先に言えば、飛行に影響しないので離陸します。

なぜなら、一端離陸してしまえば飛行機の台風の上を飛ぶことになり、風の影響は受けないからです。

飛行機から台風の“目”を撮影した写真を目にしたことのある人も多いでしょう。

つまり、台風が飛行に影響するのは離着陸の時だけなのです。

なお、着陸を予定している空港に台風が接近している場合には、その近くの空港に着陸するなどの措置を講ずることになるでしょう。

飛行機が離陸するときの風との関係

最後に飛行機が離陸するときの風との関係について見ていくことにしましょう。

気象条件によっては、風向や風速が急変して飛行機の運航に大きな影響を与えることがあります。

これには、水平方向の急変と垂直方向の急変があります。

離陸時に大きな影響を与えるものとして、飛行機の揚力が減少するものと増加するものがあります。

揚力の減少

上層に行くほど風が弱くなったり追い風なる場合、揚力は減少します。

その結果、計画していたコースよりも高度は下がることになります。

揚力の増加

上層に行くほど風が強くなったり向かい風になる場合、揚力は増加します。

その結果、計画していたコースよりも高度は上がることになります。

まとめ

これまで見てきたように、「風」という自然現象を相手にしている飛行機は、さまざまな要因で欠航になったりします。

しかし、それは素人には分かりづらいものです。

だからといって天気予報に一喜一憂する必要はありません。

離陸の判断は最終的には経験豊富なパイロットが行います。

いらぬ心配などしないでプロに任せておきましょう。

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