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駐車場の無断駐車をレッカー移動するのはちょっと待った!

2015.10.10

駐車場に無断駐車されると誰でもイラっとくるものです。

特に、自分の駐車スペースに駐車されるとなおさらです。

また、駐車場のオーナーは無断駐車をレッカー移動しようと思うかもしれません。

でも、ちょっと待ってください!それは問題です!!

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駐車場の無断駐車問題に警察は介入できない

駐車場のオーナーなどは利用者から無断駐車のクレームがきたら、これは不法侵入だから警察に電話して、その無断駐車している車をレッカー車で外に運んでもらおう。

これはその所有者への懲らしめにもなると考えるかもしれません。

また、多くの人はそれは当然のことだと考えるでしょう。

確かに公道脇の駐車禁止のスペースに停めてある車に駐車禁止の取り調べをしている警察官がチョークでしるしをつけている場面をよくみかけます。

そして最後にはその車はレッカーで運ばれて行ってしまいます。

しかし、それはあくまでも公道の話です。

私有地である駐車場での話ではないのです。

道路交通法違反として警察は駐車禁止を取り締まっています。

しかし、それが私有地であれば、たとえ無断駐車だとしても道路交通法違反には問えないのです。

警察には民事不介入という大原則があります。

つまり、簡単にいえば民間人同士のいざこざにはいちいち口を挟まないということです。

この大原則があるため、私有地である駐車場の無断駐車には警察は介入できないのです。

駐車場の無断駐車問題は自力救済は禁止されています

警察が介入してくれないのであれば、実力行使に訴えても良いのでしょうか?

しかし残念ながら、それはできません。

日本の法律では実力行使をして権利が取り戻すには法的手続きを経ることが必要です。

これは法治国家としての大原則です。

例えば自分でレッカー車を頼んで無断駐車をしている車を勝手に駐車場の外に運び出したりしたらどうなるのでしょうか?

その場合は無断でレッカー車で移動させられた車の持ち主から逆に不法行為として損害賠償請求される可能性もあります。

理不尽だと思う人も多いでしょうが、日本は法治国家なので法律に従うしかありません。

また、無断駐車している車のタイアを無断でロックした場合はどうなるでしょうか?

この場合も先ほどと同じく、持ち主から逆に不法行為として損害賠償請求される可能性があります。

一時の感情の高ぶりでこれらの行動を起こしてしまうと、後になってしっぺ返しに遭うことになります。

特に気が短い人は十分に気をつけましょう。

無断駐車のレッカー移動は問題が多い

先に説明したように、警察は駐車場の無断駐車問題には介入できません。

しかも、自力救済も禁止されています。

したがって、個人が勝手に無断駐車している車をレッカー車で移動させるのは多くの問題を抱えることになります。

まず、レッカー移動にかかる費用。

もちろん相手は払ってはくれません。

裁判に訴えても駄目でしょう。

なぜならそれは不法行為に該当するからです。

裁判になる前から負けは確定しています。

したがって、この費用は無駄な出費ということになります。

次にレッカー移動そのもの。

これも不法行為に該当するので、車の持ち主から逆に損害賠償請求される可能性があります。

もしも裁判になれば負けるでしょう。

そしてその裁判費用も負担することになります。

次に、レッカー移動に伴うこと。

レッカー移動の最中になんらかの事故に巻き込まれたり、車に傷がついたとしたら、これらに伴う費用もこちら側が当然負担しなければいけません。

もちろん、裁判に訴えても勝ち目はありません。

レッカー移動の前に無断駐車の予防と警告を

先に説明したように、レッカー移動はなんの解決にならないばかりか、多くの問題を引き起こすことにもなります。

そこに駐車場があるということは、そこは駐車しやすい環境にあるということです。

これは、駐車場の利用者ではなく第三者も同じことを考えるでしょう。

つまり、駐車場は無断駐車されやすい環境にあるということです。

そうならないためには、まずは無断駐車の予防と警告を行うことが重要です。

では、具体的にどうすればいいのでしょうか?

まずは、駐車禁止であることを外部の人間に知らせましょう。

看板を設定するのも良いでしょう。

また、物理的に車が入れないようにフェンスで囲ったり工事用のコーンを立てるのもいいでしょう。

次に、警告。

既に駐車場に無断駐車の車がある場合は張り紙が有効でしょう。

それには「罰金として○万円を徴収します」などと書いておけば良いでしょう。

ただし、その金額があまりもの高いと相手は本気にしません。

それなりの金額にしておいた方が良いでしょう。

駐車場の無断駐車の所有者に直接警告する

いくら警告しても無断駐車している車の持ち主が現れないこともあります。

もし何度も無断駐車を繰り返すようなら車の持ち主を探し出して直接警告するのが有効となります。

そんな相手は、「こっちが誰だから分からないだろう」と考えている場合がほとんどでしょう。

だから、直接警告するのは効果があるのです。

所有者を特定しましょう

これには、いくつかの書類が必要となってきます。

まず、この無断駐車している車のナンバー、私有地放置車両関係位置図、そして証拠となる写真です。

これらの書類を持って陸運局に行き、自動車の登録証明取得申請手続きを行えば所有者が特定できます。

まとめ

以上、駐車場の無断駐車への対応方法をいくつか紹介してきました。

日本は法治国家です。

たとえ悪法であったとしても、国民はそれに従わざるを得ません。

無断駐車問題も例外ではありません。

勝手なレッカー移動や自力救済は絶対にやめましょう。

そして、しかるべき法手続きを経て問題を解決するようにしましょう。

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