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腫瘍マーカーの数値ceaでどんな病気が分かるの?

2015.11.15

一般的に腫瘍マーカーは、ガンの早期発見や再発の早期発見のために使われています。

腫瘍マーカーのなかでもceaは多くのガンが分かるとされています。

そのため、検査でこの数値が高くなるとガンを気にする人もいるでしょう。

今回は、腫瘍マーカーceaで分かる病気について紹介しましょう。

腫瘍マーカーceaとは何か

ceaは腫瘍マーカーという血液検査のなかにある項目の一つです。

これは、胎児が成長する過程で作られるタンパク質の一つです。

このタンパク質は、ガン細胞が増殖する過程で作り出され血液の中に流れ出てきます。

そのため、このceaはガンの早期発見、再発の早期発見、ガンの治療効果の判定のために使われます。

ceaの数値が上昇するのは、一般的に、進行ガンのように体の中にガンが広まっている場合です。

そのため、このceaの数値を使って進行ガンの治療効果を判定するということは意味のあることだとされています。

ただしceaの数値は唯一絶対というものではありません。

あくまでも参考にとどめておくべきものです。

なぜなら、この数値を下げるために治療を行うのではないからです。

このことを理解していない患者の中には、ceaの数値が上がったり下がったりする度に一喜一憂する人が少なくありません。

しかし、それは治療の本質ではありません。

まずは、このことをしっかりと理解しておきましょう。

腫瘍マーカーceaの数値を測ると何が分かるのか

ceaの数値が早期のガンで上昇することはありません。

そのため、この数値を先に説明したガンの早期発見の目的で使うということには無理がありません。

なぜなら、ceaの数値が変わらなくてもガンにかかっている可能性は十分にあるからです。

ただし、健康な人が検査によってこのceaの数値が高かった場合に早期ガンが見つかる場合もあります。

いずれにしてもceaの数値だけで早期ガンを見つけるのは難しいということです。

ではこのceaの数値を測ることは無意味なのでしょうか?

いや、そんなことはありません。

ガンが根治された場合、このceaの数値は明らかに低くなります。

そのため、先に説明したガンの治療効果判定のために使うのであれば意味のあることだと言えるでしょう。

いずれにしても、腫瘍マーカーceaの数値にだけ頼って結果に一喜一憂することは無意味なことです。

このceaの特性を十分に理解したうえで、他の方法と併用してガンの検査をするべきと言えるでしょう。

腫瘍マーカーceaで分かる病気とは

このceaが反応する病気として、食道ガン、乳ガン、肺ガン、胃ガン、肝臓ガン、大腸ガン、甲状腺ガン、子宮ガン、卵巣ガンがあります。

この他にも、急性あるいは慢性の肝炎、肝硬変、腎不全、糖尿病などがあります。

ただし、常に正しい結果が得られるというわけではありません。

ガンであるのもかかわらず腫瘍マーカーceaの数値が正常値を示す場合を、偽陰性と良います。

逆に、ガンではないにもかかわらず腫瘍マーカーceaの数値が異常値を示す場合を、偽陽性と良います。

早期ガンの発見のために腫瘍マーカーceaの数値を測ったにも関らず、偽陰性になってしまってガンを見過ごすことも珍しくありません。

逆に偽陽性になって、本来はしなくても良い検査を受けることになって、無駄な費用がかかったりいらぬ心配をすることも珍しくはありません。

では、ガンの早期発見のために腫瘍マーカーを測ることは無意味なことなのでしょうか。

ceaに偽陰性や偽陽性が少なくないからといって、他の腫瘍マーカーも意味がないというわけではありません。

一部のガンでは他の腫瘍マーカーによる早期発見の有効性が確かめられています。

ceaの数値の基準値とは

ceaの基準値は5.0ng/ml以下とされています。

ceaの値が基準値の2倍以上になれば、消化器系のガンの可能性が疑われます。

さらにceaの値が基準値の4倍以上になれば、今度はガン転移の可能性が疑われます。

ただし、ceaの値が基準値を越えたからといって、ただちにガンが見つかったとはいえません。

先に説明した偽陽性という場合が少なからずあるからです。

たとえば、気管支、甲状腺、肺、肝臓などの別の臓器の疾患でもceaの数値が上昇する場合があります。

これ以外にも、胃潰瘍などの消化器系疾患でもceaの数値が上昇する場合があります。

また、喫煙者や糖尿病患者の場合、ガンが見つからなくてもceaの数値が基準値を越えることは珍しいことではありません。

このように、ceaの数値も完璧なものではありません。

また、腫瘍マーカー検査にもいろんな考え方があるでしょう。

そのため、検査を受けるときは次のことを考えておくべきでしょう。

検査を受ける目的、検査の精度、検査結果の解釈、検査結果を踏まえての行動、検査を受けるメリットとデメリット。

ceaの数値に異常があった場合

ceaの数値に異常があった場合、体の中でガン細胞が作られている可能性があります。

そのため、血液検査やCTスキャン等の精密検査を行ってガンにかかっているかどうかを確かめる必要がでてきます。

ただし先に説明したように偽陽性という場合も少なくありません。

なお、ceaの数値に異常があってもガンにかかっていない偽陽性の場合もあります。

時間をおいてもう一度精密検査を行い数値に変動がなければ偽陽性が疑われます。

まとめ

今回は腫瘍マーカーceaの数値について見てきました。

分かったのは、この数値は完璧なものではないということです。

つまり、偽陰性や偽陽性が少なくないということです。

いずれにしても、ceaの特性を十分に理解したうえで、そのの数値のみに踊らされることのないようにしたいものです。

もし、ガンが疑われる場合は徹底的に調べてガンの有無を確認しましょう。

早期ガンを見逃してしまって手遅れになってしまっては取り返しのつかないことになってしまいます。

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