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背中の筋肉痛 右側のみが痛む場合は内臓疾患を疑って!

2016.4.4

背中に筋肉痛が起きることは、決して珍しいことではありません。

しかし、その痛みが長引いたり、右側だけが痛むような時には、もしかしたら内臓疾患の可能性があります。

この関連痛と言われる痛みのメカニズムと、右側が痛む時に疑われる疾患についてまとめました。

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背中の右側に筋肉痛… でも本当にそれは筋肉痛?

背中に筋肉痛が起きることは、珍しいことではありません。

運動不足の体で激しいスポーツをした、ちょっと無理をして重い物を持ち上げたなどなど、普段使わない筋肉を使った・筋肉を使いすぎた時に、背中の筋肉痛は現れます。

筋肉痛は、筋肉の筋が運動などで傷つき、それを修復しようとする時に起きる痛みです。通常、その運動が終わった数時間後から2日後までに現れ、2〜3日ほどで痛みは治まります。勿論、これには個人差もあり、普段全く運動をしない人は痛みが長引きますし、肉離れを起こしていた場合にも、痛みはなかなか治まりません。

他にも、骨の異常(ヒビや骨折)、寝ちがえや、コリから来る痛みなどがありますし、背中が痛くなることは日常茶飯事なのかもしれません。

…ただ、その背中の痛みは、本当に筋肉痛なのでしょうか?

実は、背中に筋肉痛に似た痛みを感じる時というのは、内蔵に何らかの疾患があるサインである可能性があります。

何故そんなことが起きるのか、そして背中の右側に痛みがある場合、どんな病気が考えられるのかを見ていきましょう。

何故、内蔵の疾患の痛みが背中に現れるのか

何故、内臓に疾患がある時に、背中に痛みを感じるのか。それは人間の体に張り巡らされた神経の形状に理由があります。

人の体には、無数の神経が走っており、それこそ指の先、皮膚の表面にまで繋がっています。ただ、この一本一本は独立して脳から出ているのではなく、所々で束ねられ、枝分かれしています。この一本一本は独立していますが、所々で纏められ、太い束となって脊髄を通り、脳に繋がっているのです。

その神経が傷ついたり圧迫されたりすると、痛みとなってその異常を脳に知らせます。ですが時折、同じ束で纏められた神経や、隣り合って位置する神経束の痛みを、脳が勘違いしてしまい、別の場所の痛みだと勘違いしてしまうことがあるのです。

これを”関連痛”、”放散痛”と呼びます。

関連痛で痛みが出る場所は様々です。例えば心筋梗塞や心不全といった心臓の痛みが、首や顎の痛みとして感じたり、腎臓の病気なのに腰痛として感じることもあります。

誰もが経験したことのある”冷たい物を食べて頭痛がした”というのも、実は関連痛の一つです。

背中の右側が痛む時は、肝臓・胆のうの病気の可能性も!

では、背中の右側が痛い場合に考えられる内臓疾患には、どんなものがあるのでしょうか。

まず挙げられるのが肝臓の病気です。

肝臓は”沈黙の臓器”と言われるように、ある程度病気が進行しないと症状が現れず、自己診断では気付かない難しい場所です。何故なら肝臓自体には神経が通っていないためです。

ですが、肝臓に問題がある時には、肝臓が腫れることで周囲の臓器や横隔膜を圧迫し、そして背中の右側、そして右肩に痛みを生じます。右側に痛みが集中するのは、肝臓が体の右側上腹部にあるためです。

肝臓の病気には、急性・慢性肝炎の他、肝硬変、肝臓がんといったものが疑われます。
背中の右側の痛みの他、全身のだるさ、食欲がない、下痢、吐き気、黄疸症状が出ている時は、肝臓の病気を疑い、早期に内科を受診しましょう。

同じく胆のうも、疾患がある時に背中の右側が痛むことがあります。肝臓でつくられた胆汁を溜める働きがあるこの臓器ですが、肝臓に寄り添うように右側上腹部に存在します。

胆石症や急性胆のう炎を起こしている時には、激しい痛みを伴うので気づきやすいのですが、慢性胆のう炎や胆のうがん、胆管がんの場合は鈍い痛みのため、見逃しやすいと言えます。

背中の右側が痛むのならば、右の腎臓が弱っているサインかも

次に挙げられるのは、腎臓の病気です。

腎臓は1対、左右に1つずつ存在する臓器で、主に血液から老廃物などの不要なものを取り去り、それを尿として排出する働きを担っています。

背中の右側のみが痛む場合には、右側の腎臓に何らかの障害が起きていることが考えられます。中でも、腎臓結石や尿管結石が一番有力視されます。

結石は、体内の栄養素(主にカルシウム)が、同じく血液内に含まれる他の栄養素と結びつき、結晶化しやすいシュウ酸カルシウムになることで発生します。腎臓内や尿管、また膀胱に発生するのは、腎臓が血液のろ過装置であるため。集められたシュウ酸カルシウムが結晶化し、文字通り石の形を形成し、大きい時では1cmほどのギザギザした塊になります。

腎臓・尿管結石の場合は、現在では手術を必要とするほどの症例も少なくなりましたし、大きさによっては自然排出を待つこともあります。それでも、結石の排出の時には痛みを生じますし、感染症の恐れもあるため、放置していいものではありません。

他にも、腎盂腎炎や腎臓がんといった時にも、背中に痛みが生じます。

背中の痛みは筋肉痛と、決して思い込まないで

背中、と一言で言っても、範囲は広く、それが上側なのか下側なのか、また右側なのか左側なのかで、疑われる病気は数多くあります。ですから、勝手に「何だかこの背中の筋肉痛は長引くな」と感じた場合には、何らかの関連痛であることを視野に入れなければなりません。

本当に筋肉痛かどうか、それを見極めるのは”痛みの続いている日数”がポイントです。
先に述べた通り、筋肉痛であれば数日で痛みは治まります。それでも痛みが治まらない時は”どんな時に痛むのか”を考えましょう。

体を動かしていない時は傷まず、動いている時や特定の動作をした時に痛むのであれば、背中の筋肉や骨に異常がある、つまり整形外科的疾患が疑われます。こんな時は、整形外科を受診しましょう。

しかし安静時にも痛んだり、痛みの起きるタイミングがバラバラで判断が付かなければ、内科で背中が痛むこと、そしてどんな痛みがいつから続いているかを告げた上で、血液検査や尿検査等も合わせて依頼しましょう。

時に「こんなことで受診したら医者に怒られるかも」と思う人もいるでしょうが、痛いと感じる時は、何かしらの異常があるという体の正直なサインです。サインを放置した結果、体に潜んでいる疾患が悪化し、取り返しの付かない状態になることを、まずは何よりも恐れてください。

自分の健康を守れるのは、まずは自分自身です。

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