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統合失調症の症状にみられる独り言の3つの特徴

2016.5.9

統合失調症の症状には「独り言」を言うというのがあります。

あれ、でも私結構独り言多いけどと心配になった人いませんか?

病気でない人の独り言と、統合失調症の症状である「独り言」には大きな違いがあります。

その3つの特徴についてご説明いたします。

統合失調症の症状である独り言の特徴「誰かと会話している」

独り言の多い人というのはいます。

仕事をしていていも、横で何か独り言を言っている人、家に帰って猫に話しかけちゃう人、テレビを見ていて突っ込みを入れてしまう人、ちょっと恥ずかしい癖ですが、この内容であれば本来何の問題もあります。

でも統合失調症の症状にみられる独り言には明確に違う特徴があります。

それは見えない誰かと会話をしているのです。

会話の一方だけ聞いていると意味不明ですよね。

そうです。

統合失調症の症状にみられる独り言の特徴は意味不明なのです。

独り言の多い人でも、いきなり笑い出す人はほとんどいないと思いますが、統合失調症の症状にみられる独り言では「笑い出す」というのも特徴のひとつ。

何故そういった事になるかというと、統合失調症の症状に幻聴というのがあります。

この幻聴は統合失調症の人にとって、日常他の人と会話と同じくらいの声に聞こえ、それに対して回答を返しているので、当人にとっては会話ですが、周囲の人から見るとまるで意味不明の独り言を言っているように見えるのです。

もちろん当人には幻聴を聞いている自覚はありません。

統合失調症の症状である独り言の特徴「攻撃的な内容」

電車に乗っていて何かぶつぶつ言っている。

隣に座ると「うるせえ、殺すぞ」というよう独り言を言っているみたいなんて経験ありませんか?目つきが明らかにやばいと感じる場合もあります。

実際その人が統合失調症か否かは判りませんが、統合失調症の症状である独り言の特徴に攻撃的な内容のものがあります。

もともと独り言というのは、言葉を口に出す事によって、精神の安定を図っています。

日本では「言霊」という言葉がありますが、口に出した言葉は本当になるという考え方があります。

例えば落ち込んでも「大丈夫」と言えば大丈夫になった気がしませんか?
また逆に不安を言葉にすることによって、自分の不安を取り除く効果もあります。

しかし、統合失調症の症状である独り言の場合はちょっと違いがあります。

特に独り言の内容が「殺すぞ」等の物騒な内容が多い人は、多大なストレスを抱えており、そのストレスが外部に攻撃的な言動として現れる時が多いので、周囲の人は注意が必要です。

統合失調症の症状である独り言の特徴「長時間独り言を言う」

独り言というのはそもそも頭の中で考えている事を、口に出す行為です。

本来は頭の中で行われている事を口に出しますので、うるさいのは事実。

周囲の人にとって迷惑と言えば迷惑です。

しかし、独り言は決して悪いものではないのです。

実際ある研究では独り言は緊張をほぐして、心も体も健康にするのに役立つそうです。

とはいえ、やはり程度が過ぎれば問題です。

病気でない人の独り言は、独り言を言っている自覚もあるので、あまり長時間ずっと独り言をいうことはないのですが、統合失調症の症状である独り言の場合は、本人自体に独り言を言っている自覚がありません。

もし周囲の人がそれに気が付いたら「独り言を言っているよ」と注意してもあまり意味がありません。

当人にはその自覚がなく、逆に当人は「変な事言われた」など思うだけです。

たとえ迷惑でも独り言を無理矢理辞めさせることはできません。

そもそもその原因である統合失調症の治療が必要なのです。

統合失調症とは?

さてそもそも統合失調症とはどんな病気なのでしょうか?
本来脳の機能はとても複雑です。

人が日常を送る上で、脳には複雑な内容をまとめる機能もあるのですが、それが上手く働かなくなるのが統合失調症です。

幻覚や幻聴を見ることが多く、彼や彼女にとって別の現実があります。

私たちの感じる事の出来ない別の現実で当人は普通と思っている行為をしています。

幻聴との会話もそうです。

独り言が多いのも、当人の自覚では独り言ではありません。

また、幻聴の内容も、当人に対する悪口や嫌がらせ的な内容が多いようです。

そのため、自分は嫌がらせされている、影でみな悪口を言っているというような被害妄想の症状mみられます。

さてどうしても統合失調症の発症の原因は判っていません。

ただ発症しやすい要素を持っている人がいて、その人がストレスを受けたり、また結婚や就職などの何か人生の節目になる出来事の緊張が、時に発症の引き金になると言われています。

統合失調症の症状である独り言を止めるには?

前述しましたが、当人は独り言を言っている自覚はありません。

いくら独り言を注意しても、効き目はありません。

その原因である統合失調症の治療が必須です。

ただ当人に異常の自覚がないため、病院への受診も難航する事が多いようです。

もし家族などに前述した特徴がみられるようなら、別の口実を設けて、病院へ連れて行った方がいいでしょう。

自然治癒することはありません。

統合失調症の治療は主に「薬物療法」「心理社会療法」が行われます。

きちんと治療を受けていれば回復できる病気です。

治療をすることによって、幻聴や幻覚も軽減化し、日常生活も問題なく遅れるようになりますが、再発しやすい病気でもあるため、症状が軽減しても医者がいいというまでは「薬物療法」は続けなくてはいけません。

人によっては副作用がつらいと感じる人もいるようなので、その際も必ず医師に相談しましょう。

当人に病気の自覚がでれば徐々に独り言も減っていきます。

病気を自覚することから、治療は始まるのです。

もし家族や友人に前述のような症状があるようなら、是非病院への受診をススメた方がいいでしょう。

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