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盲腸の手術は開腹せず腹腔鏡を使ってできる場合があります

2015.11.25

盲腸が炎症をおこす虫垂炎は放っておけば体全身に症状が広がる怖い病気です。

でも、安心してください。

医療技術の進歩により、盲腸でも腹腔鏡手術ができる場合があります。

今回は、盲腸の腹腔鏡手術について紹介しましょう。

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盲腸の手術が必要となるとき

盲腸は、大腸の先にぶらさがるようにある細長い臓器です。よく「盲腸のようなもの」と喩えられるように、あってもなくてもいいように考えられえています。しかし、そんな臓器はときに怖い病気を引き起こしてしまいます。それは虫垂炎です。

この盲腸が細菌に感染して炎症を起こすのが虫垂炎です。お腹が痛いと訴えると、盲腸の手術を経験した人は「盲腸じゃない」と心配します。このように、虫垂炎になるとお腹の右下に痛みを覚えるようになります。なにも処置をせずに放置すれば、お腹全体に炎症が広がってしまいます。

初期の虫垂炎は、手術をせずに抗生物質で炎症を起こしている細菌を殺すという治療方法もあります。しかし、症状が進みお腹全体に炎症が広がっている場合は手術が必要となってきます。

先に説明したように、盲腸はお腹の右下にあります。そこに痛みを覚えたら虫垂炎が疑われます。手遅れにならないよう早めに医者に診てもらった方がいいでしょう。

盲腸の腹腔鏡手術ができる場合

抗生物質の投与ではなく手術が必要となったとき、2つの選択肢があります。一つ目は、腹腔鏡手術。二つ目は、開腹手術です。

腹腔鏡手術は、その名前通り、体の中に腹腔鏡を入れて患部を外から覗きながら手術を行います。そのため、体にメスを入れる開腹手術に比べて手術でできる傷が目立たず、痛みも少なくなります。

一方、開腹手術は体にメスを入れることになるので、手術でできる傷が目立ちます。このことは、夏にビキニの水着を着る機会のある女性は気にされるのではないでしょうか。また、手術中は麻酔をしているの痛みを感じることはありませんが、術後に切り傷が痛むことがあります。

早期に発見した初期の虫垂炎の場合、この腹腔鏡手術ができます。もう盲腸は怖い病気ではなくなったのです。虫垂炎もガンと同じように、早期発見、早期治療が重要になってくるのです。

なお、最近の医師は積極的に腹腔鏡手術を行うようになったといわれています。やはり、時代の変化と自らの技術向上を考えてことなのでしょう。

腹腔鏡手術ではなく開腹手術が必要となる場合

ごく初期の虫垂炎は抗生物質を投与することで治療ができます。しかし、ある程度症状が進んでいる場合はどうしても手術が必要になってきます。では、腹腔鏡手術ではなく開腹手術が必要となるのはどういった場合なのでしょうか。

基本的に、虫垂炎の原因となる最近がお腹全体に広まって炎症を起こしている場合は、腹腔鏡手術ではなく開腹手術が必要となります。腹腔鏡手術ではお腹にたまった膿をすべて取り除くことはできないからです。

先に説明したように、開腹手術は傷跡が目立ち強い痛みもあります。しかし、デメリットばかりではなく、当然メリットもあります。

多くの医者が腹腔鏡手術を行うようになりましたが、それは最近の話です。つまり、腹腔鏡手術は新手術方法なのです。そのため、医者には知識や経験といったスキルがまだ十分には蓄積されていません。しかし、開腹手術は昔から行われていました。そのため、医者には十分なスキルが蓄積されており、腹腔鏡手術に比べて安定した手術だといえます。

盲腸手術後の合併症

虫垂炎自体はさほど怖い病気ではありません。むしろ、稀にあらわれる手術後の合併症の方が怖いといえるでしょう。

手術で取り除いた盲腸の周りなどからの出血がみられることがあります。そうなると、薬で治療することはできません。もう一度外科手術をして止血をする必要があります。

重症の虫垂炎だった場合、手術後にお腹に膿がたまってしまうことがあります。膿が少量なら抗生物質を投与すれば病状は改善します。しかし、大量に膿がたまってしまったら外科手術で取り除く必要があります。

手術により腸の動きが悪くなっていまい、お腹にガスなどがたまることがあります。いわゆる腸閉塞です。場合によっては鼻から入れた管でガスを抜く場合もあります。

これら以外にも手術によって、脳血管、心臓、腎臓、肝臓などが障害を起こすことがあります。

もちろん、これらの合併症が頻繁に起こるわけではありません。多くの場合合併症もなく安全に手術は行われています。

盲腸手術の入院期間

腹腔鏡手術の入院期間は4〜5日程度、開腹手術の入院期間は7〜10日程度といわれています。ただし、開腹手術が必要となるような重症の場合はその限りではありません。

場合によってはもっと長くなる可能性があります。また、稀ですが手術による合併症を併発した場合も同じように入院期間は長くなってしまいます。

まとめ

ごく初期の盲腸は手術をしなくても抗生物質を投与することで治療ができます。また、病状が進んでも軽症の場合は開腹手術ではなく腹腔鏡手術ができます。

いずれにしても、盲腸の場合にも早期発見がなによりも大切だといえるでしょう。虫垂炎を早期に発見できれば、抗生物質の投与や腹腔鏡手術などで治療できます。

お腹の右下に違和感を覚えたにもかかわらず、ただの腹痛だと安易に考えて放置してはいけません。もしも、その違和感が続くようであれば早めに医者に診てもらいましょう。虫垂炎は放っておくと腹膜炎を併発する怖い病気なのですから。

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