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母乳とミルクではカロリーは同じでも与え方が違ってきます

2015.10.11

母乳とミルクはカロリーが同じでもそれに含まれている栄養素が違ってきます。

このため、母乳とミルクを同じように赤ちゃんに与えていればいろいろと問題が出てくる可能性もあります。

今回は、母乳とミルクでは違ってくる与え方を紹介しましょう。

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母乳とミルクの違い

まずは、母乳とミルクの違いから見て行くことにしましょう。

哺乳類は、自分の子供は自分の母乳で育てます。

しかし、同じ哺乳類である人間の場合は必ずしもそうではありません。

そのため、母乳で育てるか、ミルクで育てるかを選ぼうとすること自体が不自然なことであるとも言えます。

もちろん、お母さんによって様々な事情を抱えているであろうことは想像に難くないのですが。

戦前・戦後の日本が食料不足の時代に粉ミルクはアメリカから入ってきました。

その当時のお母さんは栄養不足で母乳が出なかったり、たとえ出たとしても母乳に含まれる栄養が不足していて、それを飲んだ赤ちゃんが栄養不足の状態に陥っていました。

これらの事情から日本に粉ミルクが定着しました。

その結果、日本人の体格は欧米人に匹敵するようになりました。

こうした経緯があるため、哺乳類である人間の母乳には本来赤ちゃんが育つための栄養素が含まれているにもかかわらず、母乳のデメリットと粉ミルクのメリットが強調される結果になってしまいました。

母乳のカロリー

ここからは、具体的に母乳のカロリーを見ていくことにしましょう。

母親の食事内容によっても異なってきますが、一般的に母乳は100ml当たり60〜70kcalあると言われています。

こうして見ると、意外とカロリーは高いことが分かります。

ここでお母さんたちは「カロリーが高い母乳を一日に何度も与えていいの?」と疑問が湧いてくるかもしれません。

でも、心配はいりません。

赤ちゃんが頑張って母乳を吸わないとお乳が出てこないのです。

つまり、その時の赤ちゃんは結構なカロリーを消費しているのです。

なお、母乳を出す方のお母さんは、それを作るのに必要とされるカロリーは一日に約500kcalとされています。

これはかなりのエネルギーです。

逆にいえば、卒乳して母乳を作る必要がなくなれば、これは不要なエネルギーとなります。

母乳を与えているお母さんの多くは、母乳を作るために普段より多く食べているでしょう。

そして、卒乳する時期に合わせて、食べる量を徐々に普通に戻していくといいでしょう。

ミルクのカロリー

次に、ミルクのカロリーを見ていくことにしましょう。

粉ミルクを規定量を使ってミルクを作った場合、基本的にカロリーは母乳とほぼ同じになるでしょう。

なぜなら、粉ミルクは母乳に近い栄養素が含まれているからです。

ミルクで赤ちゃんを育てているお母さんは、容器に書かれている1回の量や、1日に与える回数にきちんと守ってミルクと与えていることでしょう。

ただし、赤ちゃんによっては多くのミルクを飲んだり、逆にあまり飲まない子もいるでしょう。

このため、ミルクで育てている赤ちゃんでも飲みたいだけ与えているとカロリーオーバーになることがあります。

また、注意すべき点がここにもあります。

それは離乳期に入った赤ちゃんの場合です。

離乳期に入った赤ちゃんには、離乳食と一緒にミルクを与えているお母さんが多いでしょう。

つまり、離乳食を食べている赤ちゃんがミルクを欲しがり、そのままミルクを与えてしまうとカロリーオーバーになってしまうということです。

これは、肥満の原因にもなるので注意しましょう。

母乳とミルクに含まれる栄養素の違い

次に、母乳とミルクに含まれる栄養素の違いを見ていくことにしましょう。

ミルクで赤ちゃんを育てようとするのなら、やっぱり母乳と同じ栄養素が含まれているミルクを選ぼうとするお母さんは多いでしょう。

やっぱり、母乳で自分の子供を育てるのは哺乳類としての基本ですからね。

カロリーや、三大栄養素といわれる、炭水化物、タンパク質、脂質については、母乳と粉ミルクは違いがなくほとんど同じです。

ただし、その他の栄養素で多少違ってきます。

母乳に含まれている次の栄養素は、ほとんどのメーカーの粉ミルクに含まれています。

葉酸、オリゴ糖、タウリン、ヌクレオチド、βカロテン、DHA。

次に、シスチン、ラクトフェリン、アラキドン酸、ラクトアドヘリン、シアル酸。

これらはいずれも母乳に含まれている栄養素ですが、粉ミルクの場合はメーカーによっては含まれていないものもあります。

粉ミルクメーカーの研究開発が進んでいるおかけで、いまの粉ミルクに含まれている栄養素は母乳にかなり近くなってきています。

粉ミルクを選ぶ際には参考にするといいでしょう。

母乳とミルクを与える量とタイミングの違い

最後に母乳とミルクを与える量とタイミングの違いを見ていくことにしましょう。

まず、母乳とミルクでは赤ちゃんに与える量は同じで良いのでしょうか?

ミルクの容器には赤ちゃんに与えるべき量が書かれています。

だから、その通りの量のミルクを与えているお母さんは多いでしょう。

ただし、中にはそれは多すぎる指摘するお母さんも少なくはありません。

では、これと同じ量の母乳を与えれば良いのでしょうか?

基本的に、最近のミルクは母乳にかなり近くなってきています。

この点を考えば同じ量でいいかもしれません。

しかし、母乳がその通り出ないということも十分に考えられます。

そんな時は母乳を与えるタイミングをずらすかミルクで代用することも考えられるでしょう。

次に赤ちゃんに与えるタイミングです。

母乳の場合は、間を空けずに与えることができます。

それは、ミルクの消化には3時間ほどかかるのに対し、母乳の場合は1時間半ほどで消化されるからです。

母乳の方が赤ちゃんの胃の負担が減るともいえます。

まとめ

以上、簡単に母乳とミルクのメリットとデメリットを簡単に紹介してきました。

今のミルクは母乳に限りなく近くなってきています。

「母乳でなければ駄目」とか逆に「ミルクでなければ駄目」と決めつけるのではなく、お母さんそれぞれの状況に応じて選ぶするようにするといいでしょう。

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