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子供を育てられず施設に預けるしかないと思っているあなたへ

2016.4.12

子供は可愛い。

でもどうしても育てられない。

そういう人が増えています。

理由は色々ですが、育てられない子供を施設に預けるしか方法がないと思っていませんか?

確かにそれもひとつの解決策です。

でも子供を施設に預ける前にもう一度考えてみませんか?

子供を施設に預けるしかないと考えるママ達

最近、親が「うつ」となり子供を育てる事が出来ずに、施設に預ける人が増えているそうです。

この背景には、子育てママの孤立化があります。

ある説によると、人間の子育ては、一人でするには適していないそうです。

集団の中で、バックアップを受けながら子育てをしていくというのが自然の姿だそうです。

核家族化が始まる前の日本では、ママ以外の人間も一緒に子育てをしてくれました。

同居している母親や、家族など女手はたくさんあったのです。

四六時中ママは子供をも見ている必要はなかったのです。

また近所の人も気軽に子供を見てくれていた時代でした。

現在の日本では、その制度が崩壊しています。

イクメンという言葉があり、旦那も積極的に育児に参加するという人が増えていますが、でも子育ての責任はママに一任されている感が否めません。

イクメンパパはママのサポートとしての意識が強いのです。

もちろんイクメンでないパパも多いので、そうするとママはたった一人で子育ての不安と闘いながら、子供と24時間365日過ごさなければいけない。

これではママも追い詰められて当然です。

子供を預ける施設とは?

子供が1歳未満であれば、「乳児院」、1歳以上18歳未満であれば、「児童養護施設」となります。

預けられる子供たちは、何らかの理由で、家庭では育児ができない子供たちが入所します。

昔は親の死亡や経済的理由により預けられるケースが多かったのですが、現在は虐待された子供や、親の病気などで入所する子も増えています。

「児童養護施設」では、児童指導員や保育士などの人が子供たちの生活をサポートしていますが、国や地方自治体からの資金援助が十分でなく、マンパワーも足らず、経済的にも厳しい経営を強いられている施設は少なくありません。

そのため子供のサポート体制は万全とはいえないのが現状です。

入所方法としては、最寄りの児童相談所または福祉事務所にて相談した上となります。

施設に子供を預けた時にかかる費用については、親の前年度の所得に応じて決定するそうです。

施設に入った後も、希望すれば短期的に実家に戻る事もできます。

ただし虐待された子供や、実家に帰るのを拒否した子供の場合は、どんなに親が望もうとその限りではありません。

施設に預けられた子供たちはどうなる?

大きく二つの問題を抱えると言われています。

一つ目は経済的な問題です。

施設で育った子供たちの特徴として、大学への進学率が際立って低く、また学業が遅れている子供の割合も高いのです。

せっかく高校に入っても中退してしまう子も多く、つまり学歴が低くなります。

そうすると退所後の自立が難しくなり、親のサポートもなく、経済的に困窮し、結果ホームレスとなってしまう子供も少なくありません。

二つ目は、いわゆる「親に捨てられた」という自己認識が、自己肯定感を低くしている事です。

自己肯定感が低い子供というのは、対人関係に問題を抱える事が多くなります。

大人に甘えた経験が少ないため、人を頼る、頼られるという関係の構築が出来ずに、人間関係に苦しみ孤立していくと言います。

前述しましたが、施設には児童指導員や保育士と言った人々もいますが、マンパワーも限りがありとても子供のサポート体制が万全とは言えず、また、スタッフが一方的な規則を強いたり、暴力をふるったりする問題のある施設もないとは言えません。

結果子供たちは、二つの問題を抱えたまま社会に放り出され、中には立ち直ることができない子もいます。

子供を施設に預ける前に考えること

もちろん問題のある施設ばかりではなく、子供の事に対して真摯に考え、頑張っている施設もたくさんあります。

しかし、どうしても子供一人ひとりに目は行き届きにくいのが現状です。

しかし、このままでは「子供を虐待してしまう」「どうしても子育ては出来ない」というのであれば、子供を施設に預けるという選択が仕方ないと思います。

母と子供という閉じられた人間関係で、子供との関係が拗れれば、たとえ親でも子供を愛せないというのはあり得るのです。

物理的、時間的な距離を開けることで、関係が改善することもあり得るかもしれません。

ただ施設に子供を預けるという選択肢は最終手段にしましょう。

まずは、誰かに相談することから始めます。

旦那や家族、親しい友人などです。

そして、次に専門家の意見を聞きます。

児童相談所または福祉事務所や、その他にも役所が運営している子育て支援の部署がある市町村もありますので、そういった所を活用しましょう。

児童養護施設の他にも1日最大8時間預かっている施設や、ショートステイ(最大7日間)一時的に預かってくれる施設はあります。

子供を施設に預けると決断したら

まずは自分を責めないでください。

子育てには不安はつきものです。

それを昔は分散して家族や地域の人が少しずつ担ってきたのですが、現代はママがそれを一身に引き受けています。

だからママ達は、繋がりをもとめてママ友を探しているのです。

そして、愛は義務ではありません。

無理矢理人を愛することは出来ないのです。

それが自分の子供であってもです。

ただ忘れないでほしいのは、子供にとって親は愛の対象です。

親の愛というのは、子供が生きていく上で必要な要素です。

もし、ママが心の余裕を取り戻したら、もう一度子供との関係にチャレンジしてみてください。

子育てには正解はありません。

そして今度は、閉じられた空間で親子だけにならないように、いろんな人を頼りましょう。

子育ては一人でしなくていいのです。

でも自分には頼る人はいないと考えているならば、それは間違いです。

例え家族や友人がその対象でなくても、他にもNPO団体などの子育て支援の組織はいくつもあります。

悩みは抱え込まないように。

人に助けを求めてもいいのです。

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