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妊娠初期、仕事に対するやる気が起きないのは○○のせい!

2015.12.31

女性にとって一大事の妊娠・出産。自分のお腹の中に新しい命が宿っている喜びと同時に、不安を抱えてしまいがち。

特に妊娠初期には、今までの仕事が出来ない・やる気が起きないなどのうつに似た症状を引き起こすこともあります。

こんな症状が起きる原因は一体何なのでしょうか?そして、この時期を乗り越えるために必要なものとは何でしょうか?

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妊娠初期のマタニティブルー …犯人は○○だった!

お腹の中に新しい命が宿ることは、女性にとって喜びですが、同時に不安も抱えるもの。

無事にこの子を育むことができるのか、妊娠中の生活はどうすればいいのか、仕事は、夫は、家庭環境は…と、とにかく目につくもの全てが不安の種に感じることも珍しいことではありません。

これはいわゆる”マタニティブルー”と言われるもの。特に妊娠初期は、まだ見た目に変化がなく、赤ちゃんの様子が分かるのは検診日のエコーだけ、という状態。

それなのにつわりがはじまり、ただただ体も心も自分の”変化”に戸惑うばかり。どんなに平静になろうとしても、心は言うことを聞いてくれません。

この精神を不安定にしている”犯人”は、ズバリ、黄体ホルモン(プロゲステロン)です。

黄体ホルモンは、妊娠を継続させるために必要な、大事なホルモンです。基礎体温を上げ、子宮内を整えて胎盤を作り、乳腺を発達させる等、女性の体を妊娠・出産に備えた体にしてくれるのですが、やっかいなことに、精神を不安定にしてしまう働きも持っているのです。

妊娠初期の精神状態は不安定になって当然だと知ろう

人の肉体・精神活動は、ホルモンによって大きく左右されます。うつ病などの精神疾患も、このホルモンバランスが崩れたことで発症することもあり、”自身の心がけ”ではどうすることもできません。

特に女性は男性と違い、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモンの分泌により妊娠や月経が起きるようになっています。つまり、常にホルモンによって体が支配されている、と言っても過言ではないのです。

加えて妊娠初期は、本来の不安感に加え、体の変化に対する戸惑いや苦しいつわりにも悩まされることになり、非常に不安定なものになります。

これを「大人なんだから自分でコントロールしろ!」なんて言うのは、あまりに理解のない言葉と言えるでしょう。

ですが仕事をする上では、泣き言を言っていられないのが実情です。現代では、多くの女性が出産後も復職したいと考えます。そのためにも、仕事中の責任を果たし、妊娠中も出来るだけ働きたいと考える人が多数です。

ただ、働きたい、働かなければいけないと理性では考えても、どうしてもやる気がでない・体がついてこない・気持ちが落ち込んで動けないといった症状が出てしまうこともあります。

今までの仕事が出来ない・やる気が出ない自分を責めないで

仕事や家事・育児などの、今までこなしてきたことが出来なくなることは、本人にとってとてもプレッシャーになるでしょう。

しかし、決して自分を責めてはいけません。焦って無理に体を動かしたりすることは、自分はおろかお腹の中の赤ちゃんにも悪影響しか及ぼしません。

妊娠中の女性が周囲の人から投げつけられる言葉の中に「○○さんは妊娠中でもしっかり働いていた」という言葉があります。つわりは甘えだとか、普段の生活が悪かったからだとか、言いたい放題言われる人も(こんなに発達した情報社会であるのに!)決して少なくありません。

ですが、他人と自分を絶対に比べないでください。人の性格が千差万別であるように、妊娠中に出るつわりや精神状態の揺らぎも人それぞれです。経産婦であっても、上の子の時と現在とでつわりが違うことだってザラにあることです。

やる気が出ない・動けないのは、今現在お腹にいる子供にとって、一番いい環境を作るために、体が動かないことを選択しているのだと、理解してください。
この自覚こそ、先の見えない苦しさを和らげる鍵になります。

仕事に対してやる気が出ない時は、周囲に打ち明けよう

妊娠初期のだるさは他人には分からない。そう思って、自分の中にしまいこんでいませんか?
確かに、妊娠中のつわりや精神状態は千差万別だと書きました。ですが、一人で抱え込むことと、現在の自分の状況を認知してもらうこととは別です。

まず第一に、子供の父親である夫に対しては、他の人(よくある例では夫の母)の言葉ではなく、自分の言葉を理解してもらえるよう話し合いましょう。

もし夫が理解してくれないようであれば、検診の際に同行してもらい、主治医から説明をしてもらうのもいいでしょう。”専門医から理論的な説明を受ける”ことは、理論的な考え方をする男性にとって、一番の説得になるはずです。

次に、少なくとも職場の上司には、妊娠初期のうちに伝えることをお勧めします。

妊娠初期は何があるか分からないからと、安定期に入ってから報告をしようとする人も多いでしょう。しかし万が一の時、周囲の誰一人として妊娠を知らなかった場合、自身と赤ちゃんの命を危険に晒しかねません。また初期に伝えることで、産休を取る時期やそれまでの仕事の配分の調整を会社側が余裕をもって行えます。

この時「つわりで体を動かすのが辛い時がある」ことを、同時に伝えておくといいでしょう。

手助けをしてくれた人に対しての感謝が、妊婦を取り巻く世界を変える

現在、日本では”マタハラ”、マタニティハラスメントが問題になっています。妊娠していることで仕事上の不利益を被ったり、退職を余儀なくされてしまったりと、多くの妊婦が苦境に立たされていることは否定できません。

この被害にあうことを恐れ、周囲に打ち明けられず、結果無理をしてしまう女性の何と多いことでしょう。

自分自身のみならば、無理をして体を壊しても自己責任の一言で済みます。ですが、お腹の中の赤ちゃんを守れるのは、本当に自分しかいないことを忘れないで下さい。

そしてもう一点。

妊婦のマタニティブルーに対する理解を深めるためにも、手助けをしてくれる周囲に対しての感謝の気持ちを示すことを忘れないで下さい。感謝の言葉があるかないかで、手助けをしてくれた人の気持ちは180度変わります。これはあなたのみならず、今後その人の回りに現れる妊婦さんに対しての印象にも繋がります。

こうした小さな一言が、社会を変えていきます。

大げさな話に聞こえますか?でも、一人ひとりの考え方が変わらないと、いくら法を整備したところで、妊娠中の女性が安心して働ける社会にはなりません。

辛い妊娠初期を越えた後でかまいません。是非、周囲に対する感謝を伝え、社会を変えていく努力をしましょう。

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