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大卒なのに就職できない我が子!親としてできることとは?!

2015.11.24

大学生になる息子さんや娘さんがおられる、世の親御様方。

「かわいい我が子のために!」と、汗水流して働いている毎日でしょう。

ところが、高い授業料をせっせと払っているにもかかわらず、大卒なのに就職できない人って増えているそうですよ?!

そんな就職活動している子供を持つ、親御様方に知っていただきたい、最近の就職事情や親としてできることについてお話していきたいと思います。

昔と今の就職活動はこんなに違う??親世代編

大学生になる子供さんがいらっしゃる親世代の方は、今からだいたい25〜30年くらい前に就職活動をされていたと思います。その当時と現在で就職活動の時期や選考段階を比べると、状況はずいぶん変化してきている、ということがわかるはずです。

それなのに、当時を振り返って「自分の時はこうだった!!」というふうにアドバイスめいたことを言っても、うまくかみ合わないでしょうし、逆に「もう全然わかってない!!」と、子供さんの機嫌を悪くさせてしまうことに、なるかもしれません。

そこで当時と現在では、どれほど違うのか、親世代と子世代で、それぞれ見ていきたいと思います。

まず親世代の1980年代は、大学4年生の10月からスタートだった就職活動。そして11月が入社試験の解禁月となっていました。また活動期間は、平均15社前後訪問し、3〜4カ月程度で内定をもらう、という流れでした。ですので、今と比べてもかなり短い期間であった、ということがわかりますね。

しかし、当時の新聞記事によると実は、「8割近くの人が10月までに内定している」「11月の入社試験を待たずに既に内定が決まっている」など、今では考えられないことが普通に起きていたようなので、その件については本当にビックリですね!!

昔と今の就職活動はこんなに違う??子供世代編

それに比べて現在の子供たち世代は、まず大学に入ると、就活が始まるまでにインターンシップなどで数社回り、実際に訪問した企業で働き、将来を考えます。そして、大学3年生の3月から採用情報や説明会が解禁され、採用選考開始は4年生の8月から始まります。

活動内容は、まず気になる企業へエントリーするのが平均30〜35社、そこから説明会などに参加して絞っていき、実際にエントリーシートを出すのは、平均20社ほどです。しかし、その通過率が6割程度と考えると、選考までたどり着けるのは、だいたい12、13社程度と思われます。

ですので、エントリー数の少ない学生は、それだけ内定する確率が低くなってしまう、ということが考えられますね。

ということで、昔に比べると現在は、活動期間も長いですし、面接に辿り着くまでの工程と、辿りついてからも、何段階か工程があるため、そう簡単に内定をもらうことはできない、ということがわかっていただけたかと思います。

子供たち世代の就職後の働き方と価値観とは??

また、今の若い世代が考える就職後の働き方、仕事に対する価値観も、昔と比べて大きく変化しています。

例えば、1980年代。今では考えられないことですが、そを当時は土曜日も働いていましたよね??こんな状況を見て「日本人は働き過ぎだ」と諸外国からはよく言われたものです。その後、労働基準が変わり、現在の週休2日制のスタイルが一般的になりました。

そして現在では、出産・育児、介護、ボランティアなどでも休暇が取れる制度が拡大しており、以前に比べると働きやすくはなった、と言えるかもしれません。

しかし一方で、仕事がどんどん高度になり、複雑化し、スピードも求められるようになってきているため、精神的ストレスに追い詰められ、体を崩してしまうパターンも少なくありません。

また親世代は、会社組織の中で出世し、それ相応の給料収入や待遇を得ることに目標を置いていたと思いますので、朝早くから夜遅くまで働き詰めだったと思います。

ところが、子供世代では、「重い責任を負いたくないので管理職にはなりたくない」「給料も生活に支障が出ない程度にもらえたらそれでいい」「プライベートな時間を大切にしたい」というふうに考える若者が増えてきているそうです。

しかし、「社会の役に立ちたい」と社会全体には大きな関心があるため、空いた時間を利用して、震災復興のボランティアや福祉・地域活動などに積極的に参加する傾向が見られます。

ですので、そういった点も企業選びのポイントとして、見ているのでしょう。

大卒なのに就職できない?!日本人vs外国人の就職競争!!

最近、「社内の共通語は英語で!」とか「外国人就職率の増加」など、グローバル化してきている日本企業ですよね?!

実際に街を歩いていても、30年くらい前だと珍しかったことですが、最近では当たり前のように、外国人の姿を見掛けるようになりました。

その背景には、円安の関係や、将来的な日本の人口減少を視野に入れ、「今後、国内市場だけで成長していくのは困難だ」という見方から、日本企業は海外へ積極的に進出し始めました。

そのため企業側としては、世界市場でも活躍できる人材や橋渡しとなる人材を多く求めているのです。

こうしたことから、来日している外国人、または日本で勉強している留学生がそのまま就職するケースが増えてきています。

ですので、日本人の場合、最低でも英語は使いこなせ、さらにそれ以外の外国語が話せるスキルを持っていないと、競争していくのは難しくなってくるでしょう。

そういった意味で、今後は日本人だけではなく外国人とも、就職争いをしていかなくてはならない、ということも押さえておくポイントでしょうね。

大卒なのに就職できない我が子を持つ親としてできること

就職できない我が子に対し、親や周りにいる大人たちが、わざわざ言わなくても、本人自身「どうして大学まで行って卒業したのに、わたしだけ就職できていないんだろう」とかなり落ち込み、焦りを感じていることだと思います。

そのことは十分察知してあげてください。それなのに空気も読まず、親の立場だからといって「どうなってるの?!」と、ワーワー騒ぎ立てても仕方がありません。

それよりも、子供さん自身が親に求めていることは、

  • 相談できる話し相手
  • 精神的な支えや励まし
  • 干渉せずに見守ってほしい
  • いつも通りにしてほしい
  • 社会人経験者としての客観的なアドバイス
  • と、思っているようです。また、今後の就職が決まるまでの就活費用も、恐らくそう安くはないでしょう。その場合は、子供さんが負担に思わない程度に、資金の援助などで応援してあげると、その分の不安は、多少軽くなるかもしれません。

    親として、できる限り、子供さんの不安や心配ごとを減らしてあげるような、そんな見守り方をしてあげてほしいと思います。

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