キニガク!気になる雑学 キュレーションメディア

気になる雑学満載のライフキュレーションメディア「キニガク!」ほぼ日刊です

ピアノの防音対策は部屋の状況にあわせて行いましょう

2015.10.28

誰もがあこがれるピアノの演奏。

しかし、それには毎日の練習が欠かせません。

そして気になるのがご近所との騒音トラブル。

では、どうすれば騒音トラブルを起こさずピアノの練習ができるのでしょうか。

今回は、そんな部屋の防音対策について紹介しましょう。

ピアノの防音対策

まずピアノの防音対策からです。

一番良いのは家やマンションと建てる前の設計の段階で防音室を設計しておけば、実際に家やマンションが建った後から部屋を改造して防音室にするよりもずっと手間とコストが少なくてすみます。

騒音はピアノの音が隣近所に伝導することによって引き起こされます。

そして音は空気中を伝わる「空気伝播」と、壁や床を伝わる「固体振動」の2つによって伝わります。

したがって、ピアノの防音対策を考えるときには、空気伝播と固体伝播の2つを検討すれば良いことになります。

一戸建ては隣にピアノの大きな音が漏れないように、主に空気伝播を考えれば良いことになります。

しかし、マンションの場合はそうではありません。

気密性が高い最近のマンションでは、この空気伝播はさほど気にする必要はないかもしれませんが、特の階の下に伝わる固体伝播の対策が何よりも重要となってきます。

マンションの騒音トラブルで問題になってくるのも、この固体伝播なのです。

マンションの防音部屋づくり

一戸建てとマンションでは、基本的な防音対策が違っていました。

ここからは、マンションの防音部屋づくりです。

先に説明したように、マンションの防音対策では、空気伝播よりも階の下に伝わる固体伝播の対策がポイントになります。

ピアノの音その物は空気伝播で伝わります。

したがって下の階にピアノの音が伝わることは少ないでしょう。

しかし、固体伝播で伝わる、ピアノの鍵盤を叩く振動やペダルを踏む音は下の階にも聞こえるでしょう。

ピアノの騒音トラブルの多くはこれらによって引き起こされています。

そこで最近注目されている防音対策として、空気伝播をカットするマスク装置と固体伝播をカットするピアノ架台の2つが開発されました。

現在マンション住まいでピアノの練習をしている人、あるいはこれからピアノの購入を検討している人は、販売店等に問い合わせしてみてはどうでしょうか。

その時は自身の目と耳で実際の効果の程を確かめておけば、後で後悔することは少ないでしょう。

一戸建ての防音部屋づくり

次は一戸建ての防音部屋づくりです。

先に説明したように、こちらは主にお隣にピアノの音が漏れる空気伝播について考えれば良いでしょう。

一戸建ての場合、空気伝播を遮る力が最も大きいのはなんといっても壁でしょう。

しかし、壁だけでできた家はありません。

必ず窓というものがあります。

そして、その窓というものは残念ながら空気伝播を遮る力は強くありません。

したがって、まずこの窓の防音対策を考える必要があります。

そこで威力を発揮するのが二重サッシです。

これは防音効果があるだけでなく、一種の断熱材の役割も果たします。

夏は外の暑さを遮り、冬は外の寒さを遮ってくれます。

これをお隣に面した窓に施すのです。

そうすれば、窓ガラスでも壁なみの防音効果を発揮してくれるでしょう。

ただし、サッシとサッシの距離が10センチメートル以下だと防音効果はぐっと下がるそうですから注意しましょう。

これで早朝や真夜中といった非常識な時間帯に練習するのでなければ、ご近所からのクレームが発生する確率は断然減るでしょう。

ピアノの種類別防音対策

ここからはピアノの種類別防音対策についてです。

グランドピアノは平べったい形をしています。

そのためグランドピアノの音は上下に抜けるという特徴を持っています。

また、アップライトピアノは縦長の形をしています。

なのでアップライトピアノの音は後ろに抜けるという特徴があります。

まずこの点を踏まえて先に説明した防音対策を講じましょう。

新品のグランドピアノの購入を考えているのなら、この機会に防音仕様のピアノを検討されてはどうでしょうか?

安価でピアノ音も自然です。

マンション住まいの方におすすめですね。

ただし、これは河合楽器の特許ため、取り付けできるピアノが限られます。

また、納期が遅くなるというデメリットもあります。

これ以外にも今使っているピアノに消音ユニットを取り付けるという方法もあります。

これはピアノの音をヘッドフォンで聞きます。

そのため、時間を気にせずピアノが弾けるというメリットがあります。

その半面、ヘッドフォンを使わない通常の演奏に比べて表現力が劣ることや、鍵盤を叩く音やペダルを踏む音が階の下に伝わってしまうというデメリットがあります。

防音部屋の設置

最後は防音部屋の設置についてです。

つまり部屋の中に防音部屋を設置するのです。

部屋を防音にするための予算

3畳で100万円から、6畳で200万円からになります。

これはかなり高額です。

下手をすると本体のピアノより高くなってしまうかもしれません。

メリット

遮音・防音効果が高いので、周りに気兼ねなく練習することができます。

デメリット

先に述べた予算的なもの。

それに、設置するスペースも必要となってきます。

さらに、防音室のなかは音が響かないので、ピアノ本来のもつ音を楽しむことができない。

まとめ

マンションにはマンションなりの、一戸建てには一戸建てなりの防音対策がありました。

また、グランドピアノとアップライトピアノでは音の響きに違いがありました。

これらに注意して防音部屋をつくればご近所との騒音トラブルも少なくなるでしょう。

 - 暮らしに関する雑学